カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~魚見岳台場~ 【2019.4.27】

グラバー園入口から15分ほど、女神というバス停で下車しました。

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ここは長崎港口に架かる長崎女神大橋の袂。

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そのまま国道499号線を南下すると、看板が出ています。

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南部下水処理場の敷地の裏塀に沿って進みます。本当にここで合っているのでしょうか?

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道はすぐにつづら折れの急坂になりました。

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登ること数分、目の前に立派な石垣が現れました。第三増台場の跡です。

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この石垣の下に看板があります。
分かりにくいので、見逃さないように。
私は見逃しまして、帰りに気づきました。

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石垣の上の立つと、視界が一気に開けました。

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湾を挟んだ対岸、女神大橋の袂や、左側の島にも台場があったとこと。
長崎港の入り口を取り囲むように多数の台場がありました。増設を繰り返してその経緯は複雑ですが、全部で9か所ほどになるみたいです。


さらに上に登っていきます。

すると苔むした石段、石垣にぶつかりました。第二増台場です。

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ここからは見上げると、唯一の現存建造物、石蔵が見えます。
あそこにはどうやって上がればよいのでしょうか?

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第二増台場の石垣の上。樹木が茂り、眺望はききません。

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さらに上へ。第一増台場まで登ってきました。

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この魚見岳台場は、長崎港口の台場の中でも一番最後、1810年に造られた増台場4か所のひとつです。
ネットで調べると、建造したのは福岡藩黒田家らしいです。
でも、ここで見つけた軒瓦、そこにかかれた家紋は黒田家のものではありません。
自分が無知なだけかもしれませんが、どなたかスッキリした説明をいただけないでしょうか?

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先ほどの石蔵へ行きたいです。でもここまで登ってきても石蔵への道が見つかりません。
というわけで、強引に斜面をくだって石蔵のそばへ。

加工した石をピッタリと積み上げた、とても精巧な造りです。
当時は火薬庫とか弾薬庫とかに使っていたのでしょうか?
大きさとしては、公園によくあるような小さな公衆トイレといった感じでしょうか?

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ここからどうやって戻りましょう?
周囲を見回したら、草葉の陰に、第二増台場におりる石段を見つけました。
ただ、石段は狭く、樹木にツタがからみ、コケが生えていて滑りやすそう。
しかも、石垣は5m以上の高さがあります。落ちればただではすみません。

格好悪いとかそんなことは言っていられない、ということで、両手両足にお尻もつけた5点支持でおっかなびっくりおりました。

そのまま山を下り、再び女神大橋の袂へ。
この日は快晴。降り注ぐ陽ざしには、夏の気配がありました。

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