ちゅうぶてんりゅう 【駅名しりとり206】

中部天竜（JR東海）

この駅構内には「佐久間レールパーク」という、鉄道車両を保存、展示していた博物館がありました。
ただ、営業日が3月～11月の土日祝日のみと限られていたため、立地条件とも相まって行くのが難しいというのが個人的なイメージ。
実際、この写真を撮影したのは8月のお盆休みの平日でしたが、当然休館。柵の間から展示車両を垣間見るのが精一杯でした。

リニア・鉄道館に展示車両を移設することになり、2008年に閉館。
しかし、移設されず解体されてしまった車両もあるようです。
こういった産業遺産は意図的に保存していかないとすぐ失われていきます。挙句の果てに、保存しておきながら解体してしまうなんて言語道断。憤りを覚えます。
でも、コストや手間が追い付かず、解体、撤去に追い込まれる保存車両はここに限らず、日本全国にあり珍しいことではありません。個人や企業の努力に頼るのではなく、国の文化財として整備、保存していくという国民の意識の涵養とシステムの必要性を痛感します。

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