カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

【補遺】陸軍工兵学校の痕跡

先日掲載した、陸軍工兵学校の話の続きです。

先達のHP等を見ていると、いくつか遺構を見逃していることがわかりました。
昨日、今日と散歩がてら行って探してきたので、追加でご報告します。


まずは、相模台公園に行きます。
相模台という台地の先端部にある公園です。
先日出てきた「地獄坂」の麓から急な階段が続いています。

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相模台公園に到着。この公園は、台地の先端部が高い、二段に分かれた構造をしています。
相模台城の遺構か!?と早合点しそうになりますが、陸軍が手を入れているはずですし、公園を作るときにもいろいろやっていると思うので、慎重に判断した方がよさそうです。

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実際、工兵学校時代はここに馬場があったとのことです。
そのことを証明するように、公園の上段部分には半ば埋もれるようにして境界石がありました。

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さらには謎のコンクリート構造物。何かの基礎に見えます。
公園造成のときにわざわざ作るというのは考えられないので、工兵学校時代の遺構かと思いますが詳細はわかりません。

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台地の上にのぼり、先日も行った正門の遺構を横目に見つつ、松戸一中の敷地に沿って歩きます。
通用門のところに境界石があるとのことですので、探しながら歩きます。
校地の南側という情報を見つけたので、この通り沿いだと思ったのですが、一向に見つかりません。
むやみに敷地内に入るわけにもいかないので、いったん断念します。


相模台をぐるりと回って、イトーヨーカドーの方に戻ってきました。
台地の下、イトーヨーカドーの建物のすぐ北側に境界石がありました。
柵の根元、基礎のコンクリートに埋もれるようにあるため、予備知識がないと絶対に見つけられません。

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境界石はけっこう残っているので、探せばまだまだ見つかりそうです。
また、建物の基礎など撤去が難しいものについても残っているものはあるでしょう。
一方で聖徳大学をはじめ大規模な開発が行われたところは跡形もなくなっていると思います。
これからも開発が進むとともに、失われていくものもあるはず。今のうちにできるだけ記録しておくことが必要だと思いました。

また、松戸市立博物館に工兵学校の表札が残っていたり、
現在新京成電鉄の線路になっている鉄道連隊の演習線の跡にも境界石をはじめ遺構があるみたいです。
おいおい、探してみたいと思います。



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