カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

追憶の鹿島鉄道

昔のデジカメのデータから見つけたもの、第2弾です。
ネタ切れなので、場をつなぐという意味もあります。


かつて鹿島鉄道という鉄道がありました。
常磐線石岡駅から霞ケ浦の北端をかすめて鉾田駅まで、全長26.9kmの非電化路線でした。
運行される気動車は古豪と呼ぶにふさわしい年季の入ったもので、趣味的にも面白い路線でしたが、
航空自衛隊百里基地への燃料輸送を担っていた貨物列車が廃止されるとともに経営が悪化し、
存続運動も叶わず、2007年4月1日に廃止されてしまいました。

私が鹿島鉄道に乗ったのは、すでに廃止が決定していた2007年2月10日のこと。
最初で最後の出逢いとなりました。


上野駅から常磐線普通列車で約1時間半、石岡駅で下車しました。
改札を出て、何気なく撮った駅舎の写真。
でも、この駅舎も橋上駅舎化に伴い取り壊されてしまいましたので、今は見ることができません。

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石岡駅横の歩道橋にのぼって石岡駅構内をみてみます。
車両基地である石岡機関区がおかれた構内には、多くの気動車が留置されています。
これらの設備は鉄道廃止後、すぐに解体、撤去されてしまいました。

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石岡駅のホームです。
多数の鉄道好きと旅行客。駅はつかの間の雑踏に包まれています。

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やがて、気動車石岡駅を発車しました。
車内はかなり混雑しています。

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中心駅であった玉造町駅。

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さらに、途中駅で上り列車と交換。これはどこの駅でしょうか?

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終点の鉾田駅に到着しました。
鉾田駅は、機回し線の終端部にホームがあるような感じの独特な配線をしています。
そして、叶うことのなかった鉄道存続を願う声と最期を盛り上げるために集まった人々。
みんなが最期の時を盛り上げようと奮闘していました。

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新鉾田駅まで歩いて、鹿島臨海鉄道に乗車。
鹿島神宮駅でJR鹿島線に乗り換えました。
待っていたのは、これもまた現在では見ることのできない113系

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あの日からすでに11年以上が過ぎました。
その間の変化の大きさに改めて驚きを感じます。
10年というのは、決して長い時間ではありません。しかし、何かを失うには十分な時間です。



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