カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~丸亀城~ 【2013.8.12】

丸亀城は現存する12天守のひとつがある「石垣の名城」です。
決して大きな城ではありませんが、丘の上にあるため非常に目立ちます。
車窓からもその姿を拝むことはできますが、今回訪問が叶いました。

駅を出て南へ10分も歩くと堀端に出ます。
幾重にも重なる高石垣とその上に載る小ぶりな天守が美しいです。
石垣が立派ですので、天守は小ぶりな方がバランスが取れて良いようです。本当はもっと大きな天守を建てたかったのかもしれませんが。

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大手門はきれいな内桝形をしています。一の門は中に入ることもできました。
二の門(高麗門)の柱は石と木材が接がれたつくりになっていてその加工技術に驚きました。

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大手門をくぐると売店があって、その横を坂道が一直線の山の中腹へ続いています。
この坂道を「見返り坂」というそうです。途中に折れや桝形の構造がありませんので、防御に乏しいような気がしますが
実際には坂道に沿った高石垣の上からの攻撃に常にさらされることになるわけで、防衛上問題になるようなことはなさそうです。

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三の丸にあがり、二の丸の石垣に沿って西へ進むと天守が見えてきます。
ちょうど虎口を押さえるような位置に建っているのがわかります。
非常に小さな建物ですが、見上げる限りその小ささを感じません。
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二の丸から本丸へ進みます。
本丸はとても小さな空間です。他の城で言うところの天守曲輪程度の空間しかありません。
それでも、この小さな天守には十分な広さです。
ただ、実際ここに住むのは難があったようで、日常の居館は山のふもとに作られていました。

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天守内部も非常にこじんまりとしています。
そして、観覧料も200円と非常にリーズナブルです。しかも、方々で無料配布されている割引券を使うと半額の100円になります。
天守最上階に上がると、海まで眺望が開けてとても気持ちいいです。また大手門を眼下に確認できますので、小さいながらも天守の役割はきっちりはたすことができそうです。

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天守を出て搦手から山を下りました。
大手が直線の坂道だったのに対して、搦手は桝形を重ねた厳重な構えとなっています。
1658年に龍野から移ってきた京極高和によって改修がされた際に大手を南側から北側に移したとのことなので、それまではこちら側が大手でした。
そういう経緯を見ると、厳重な構えも納得できます。

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山を下りて球場の横を通り、丸亀市立資料館(月曜日のため休館)を通り過ぎると、藩主玄関先御門、番所があります。麓の館の入口になっていた門で、なかなか重厚な造りです。
これをくぐると再び大手門。この日は気温が高くて頭もクラクラしてきたので、そのまま大手門をくぐって駅に戻りました。

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