10月29日、夕方から大宮で予定があったので、早めに家を出て寄り道。指扇駅で下車しました。
バスに乗り換えますが、駅の写真を撮っていたら目の前発車してしまいました。
次のバスは20分後。時間がもったいないので歩くことにします。
歩いて15分ほど、馬宮コミュニティセンターのバス停の先を左折すると、目の前に永田医院という診療所があります。
永田陣屋は、江戸時代初期に治水や新田開発で活躍した伊奈忠次が築城したと伝わります。伊奈氏が赤山陣屋を築いて移ったあとは家臣の永田氏の屋敷となり、現在に至ります。
医院の横には立派な長屋門が残っていました。
敷地内には永田氏の子孫が今も居住しているとのことで、長屋門の先には民家が見えました。
長屋門から続く西側の水堀。
北面の空堀は、細くて浅く、堀としては不十分な感じ。かつてはもっと深かったのでしょう。
東側と南側には新興住宅地が迫っています。
県選定重要遺跡であり、長屋門が市指定有形文化財にも指定され、古の雰囲気をよく残している遺跡ですが、個人の住居であるため敷地に中にはいるわけにはいきません。
外周をぐるっとまわったのみですので、見学時間は20分ほどでした。
城跡を個人で所有するのは「城好き」にとっては憧れますが、維持、保存のための苦労はいかばかりのものでしょうか?
時間とコストを考えると気が遠くなってしまいます。
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