カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~首里城~ 【2015.12.31】

首里城は8時開門、とのことなので県庁前駅7時過ぎのモノレールに乗りました。

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終点の首里駅からゆっくり歩いて20分強、7時40分頃守礼門に到着しました。
首里駅掲示板にはバスに乗り換える旨書かれていましたが、歩いてもそれほど大変ではありません。
あと、地図で見る限りは儀保駅からの方が若干近そうな気がしますが、よくわかりません。

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守礼門をくぐり、歓会門に向かう途中、左手に園比屋武御嶽石門があります。
石造りの、一見地味な門ですが、これも世界遺産です。

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そして歓会門。正門に当たります。

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歓会門を通って、石段を登り、瑞泉門へ。
さらに90度曲がって漏刻門。
瑞泉門から漏刻門へは桝形のような構造になっています。

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津梁の鐘という釣鐘がある広場をさらに右に曲がって広福門を通るとようやく下之御庭につきます。
ここまでのルートは距離は短いものの4つの門に桝形を重ねたかなり厳重な構えになっており、いかにも城という感じがしてとても楽しくなってきました。

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広福門は工事中なので、臨時の券売所が下之御庭に作られています。
さらに城の中心部、御庭に入るには、奉神門を通る必要がありますが、この門の開門は8時30分とのこと。歓会門の開門時間とずれています。

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スタッフの方による概要の説明、銅鑼(どら)の合図と「御開門(うけーじょー)」の発声により開門しました。

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門をくぐると目の前に正殿。琉球、中国、日本という3か国の様式がミックスされた独特な建物です。
手前の広場は「御庭」と呼ばれていて、様々な儀式を実施したところ。その時の目安となるように付けられた縞模様が不思議です。
ちなみにこの御庭、完全な四角形ではないそうです。

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北殿は中国からの使者を歓待するのに使用した建物。

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そして、南殿は薩摩からの使者を歓待するのに使用したとのこと。
両者と密接な関係をもち、その間で繁栄してきた琉球王国の立場がよく見えるようで面白いです。

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見学順路は南殿からとなります。内部は博物館、資料館となっています。
南殿の背後には書院。ここは内部まで復元されています。
日本風の書院造ですが、日本のものより軒が深いように感じます。このあたりが南国っぽいかもしれません。

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そして正殿の内部です。
王家の格式を示すように、全面が朱で塗られています。
綿密な考証により復元された建物なので、見ごたえがあります。

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北殿の内部は売店やトイレがありまして、そこを抜けて、右掖門から帰るのが見学順路。

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右掖門を出たところの石垣が興味深いです。
異なる積み方の石垣を巧みにつないであります。
どういう経緯でこうなったのかは知りません。

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久慶門から外に出ました。

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ついでに歴代国王のお墓である、「玉綾(たまうどぅん)」にも行きました。
これも世界遺産です。
守礼門から歩いて5分ほどですので、目と鼻の先です。
相変わらず石の加工技術は素晴らしいと思います。

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じつはここで、定期入れを落としました。
首里駅に向かって5分くらい歩いたところで気が付きまして、慌てて戻ったのですが、
受付では「届けられていません」という返事。
途方に暮れていたところ、そこにやってきた女性2人組が定期入れを拾って届けてくれました。
なんというタイミング!
もう、感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。


最後に首里駅に戻りがてら、継世門を見ました。
観光ルートから外れたところにあるので、閑散としていました。

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このあとは、那覇空港までモノレールで行きまして、14:15発のANAで羽田に飛ぶはずでした。
しかし、
空港に着いてみると「機材の都合で16:00発に延発」との案内放送が…
空港のロビーで2時間以上も暇をつぶす羽目になってしまいました。


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