カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

北陸鉄道 後編 【石川線】

石川線には翌日の12月29日に乗りました。
朝7:03発の鶴来行。朝の二番列車です。
野町駅は2面2線の設備を持っていますが、現在使われているのは1線のみ。しかもホームの長さは2両分。
車両は元東急7000系の2両編成。中間者を先頭車に改造したため、のっぺりとした顔です。
乗り込んだのは私も含めて2人。休日の朝の下りですからこんなもんでしょう。

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新西金沢でJRの西金沢駅と建設中の北陸新幹線を正面に見ながら左へ大きくカーブ。
その後はほぼ一直線に鶴来を目指します。
沿線は新興住宅地が延々と続きます。ただ乗り込んでくる人はいません。

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終点の鶴来は2面3線の設備に車庫を併設した大きな駅です。
駅舎もなかなか重厚な建物です。
2009年に廃止された加賀一の宮の方を見ると今も線路と架線が残ったままです。入れ替えにでも使用しているのでしょうか?

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折り返しの野町行には20人ほどが乗り込みました。
途中駅でも乗客を集めて最終的には40人くらいになったと思います。
ただその9割が新西金沢で下車してしまいました。

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これは野町駅の立地条件が関係していると思います。
野町駅は金沢中心部から離れており、バスへの乗り換えが必要なのに加え
新幹線の開業を控え、金沢駅周辺の求心力も高まっているはずですから、不利な条件がより顕在化してしまっています。
北陸本線もあまり本数が多いとは言えませんし、接続を取っているわけではないでしょうから、西金沢乗り換えもそれほど便利とはいえませんが
それでも、野町駅からバスでえっちらおっちら行くよりはマシなのでしょう。


金沢市内にある2つのターミナル、北鉄金沢と野町をつないだら…
これは容易に思いつくことです。
イメージとしては、富山ライトレール万葉線でしょうか?
片側2車線の道路が続いていますので、導入空間も何とか確保できそうですし、部分的に地下化するにしてもLRTであれば深いトンネルは必要ありません。

「金沢LRTと暮らしを考える会」というところが細かいシュミレーションをしています。
ホームページ([http://yadpwp.com/])もありますので、のぞいてみると面白いかも。
北鉄金沢駅前のイベント広場に展示もあって、曰く、金沢駅の地下にはLRTの導入空間が確保されているとのこと。
また、そのイベント広場もLRT用の空間として使用され、浅野川線とつながる予定だそうです。

高齢社会になってますます公共交通への依存性は高くなってきます。
また、車中心の社会では街中に活気が生まれない、というのは様々な経験からわかってきたことです。
特に金沢は観光都市でもあるのですから、魅力的な街を演出できるかどうかは死活問題です。
あとは思い切って予算をつけるだけ。期待したいと思います。


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