カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

はっきり言って準備不足です。

ひどい試合でしたね。ギラヴァンツ北九州に0-3。
相手がよかったというより、こちら側の自滅っていう感じでした。

端的に言えば、準備不足です。
前節富山戦から中2日、しかも13:00という変則的な開始時間ですので、コンディションを整えるのが難しい状況ではありましたが、
体力的にどうこうというより、メンタル的に切り替えがうまくいかず集中できていない感じがしました。
元々、立ち上がりが良いチームとは思っていませんが、なんだかフワッと立ち上がって、なんだか危なっかしいな、って思っていたらパスミスをかっさらわれて失点。
その直後に、青木良太が一発レッドで退場になり、そのFKの流れで押し込まれて2失点目。
その後は何度かチャンスを作ったものの、CBの裏を取られて3失点目を喫し万事休す。

そして、何よりも重症だと思うのは、その失敗を試合中に修正できなかったということ。
さらには、点を取るためにどうするかということが見えなかったということ。
この2点がより私たちを暗くさせてしまいました。

ここ数年のジェフは攻撃面、守備面ともバリエーションが少なすぎます。
特に今年はその選択肢を自ら閉ざしてしまっているように思えます。
今日でいえば、
なぜ戸島を入れたのでしょうか?。
山口智が入ったのは何のためでしょうか?
怪我の状態がわからないので何とも言えませんが、なぜオーロイは入っていないのでしょうか?

結果論ですが、青木良太の早期退場により、CBの交代は佐藤健太郎にせざるを得なかったわけですし(たぶん智は時間限定だったのでしょう)、オーロイがいればゴール前に放り込むことができました。
ただ、前線はオーロイではなく荒田でしたので、放り込んでもチャンスにはつながらず、パスによる崩しは数的不利なので難しい。どちらもできない中途半端な状態で時間だけが流れていった感じです。
数的不利になった時点で、できることは限られています。そして、ジェフの選手は相対的に能力が高いのできないことはありません。ただそのことをやる準備ができていませんでした。
今日の試合展開は木山監督にとって想定外かもしれません。でも、それも含めていろいろシュミレーションしておくのは監督の役目です。特に今日は急造のディフェンスラインですので、それぐらいの想定はして然るべきでしょう。(これほどまでに極端に出るとは思いませんでしたが)

去年のようなオーロイ頼みからの脱却、後方からパスをつないでビルドアップしてポゼッションして攻める、というのは理想ですし、それができなければ未来もないというのもわかります。
そこに頑なに拘る木山監督はある意味すごいです。
ただ、応用ができない。
プロである以上、いくら理想を追求している過程であっても結果が求められる瞬間が必ずあります。
その際には、今チームとして持っているポテンシャルを(仮に理想から少し外れたとしても)なりふりかまわず発揮するようにしないと、これもまた未来がありません。
いわば、幹はしっかりして、枝葉を広げましょうということです。
それができれば苦労はないよ、って言われてしまいそうですが…


試合後サポーターの一部がフクアリに居残ったようです。
わたしは途中で帰ってしまいましたので、詳しい状況はわかりませんが、
フロント陣とどのような話をしたのでしょうか?
監督の解任要求とかしなかったでしょうね??

状況はかなり厳しいですし、木山監督にも多くを期待しているわけではありませんが、
だからって今監督を解任したからって状況が変わるわけではないですし、仮に解任したとしてもその後、木山監督以上の人と契約できるとも思いませんので、
今シーズンはこのまま戦っていくしかないと思います。
木山監督はまだまだ経験が足りません。でもここでジェフを昇格に導ければ彼も一皮むけるのではないかと。
逆に言えばここをうまくやらないと木山監督自身次がないという切羽詰まった状況ですので
火事場の馬鹿力というか最後の踏ん張りに期待したいと思います。

火事場の馬鹿力に期待するっていう時点ですでに末期症状…
そんなこと言われなくても分かってますよ。でも他に期待できるものが何もないでしょ!?

2012.9.17
千葉0-3北九州(フクアリ


※前回ジェフについて書いたのが、奇しくもアウェーの北九州戦のときでした。
 あのときはもう少し希望を持っていたんですが…