カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~今井城~ 【2025.1.12】

正月気分が抜けたような抜けていないような中途半端な1月12日のことです。

 

新宿7:44発のホリデー快速おくたま3号には、お試し期間中のグリーン車が連結されていました。

2025年3月15日のサービス開始までは、グリーン料金なしで乗車することができます。
3月15日以降は、最西の大月までのグリーン料金は100kmまでで1000円。特急料金は1020円と、ほとんど差がありませんので、大月までグリーン車を利用するのは現実的ではないかもしれません。

ただ、通勤ライナー的存在だった「はちおうじ」「おうめ」が廃止されるので、特に青梅線方面は需要が高そう。また、休日には観光需要もあると思います。


拝島で八高線に乗り換えて、金子駅で下車しました。

 

霞川沿いを西へ。

 

20分ほどで最初の目的地、今井城に到着しました。

 

住宅街に面した高台に城跡があり、南側から登り口があるらしいのですが・・・

結局、城跡を迂回して北側に回り込みました。

 

斜面の先にある木立が城跡です。

手前の空間は茫洋としすぎていますが、もしかしたらかつては城内だったのかもしれません。

 


細い土橋を渡ります。

 

城跡の北端部は南側を巨大な土塁に阻まれた小郭です。くぼみがありますので、虎口があったのかもしれません。

 

一旦戻って、二郭への土橋。

 

空堀を挟んで一郭からの横矢がかかっています。

 

二郭。

 

一郭との間の空堀にわずかな高まりがあり、土橋があったものと推測できます。

ただ、風化してしまったのかもしれませんが土橋は低く、一郭の土塁の切れ目も不明瞭なので、本当に虎口なのかはよくわかりません。

 

堀底を進むと、土塁に囲まれた虎口がありました。この虎口の位置を見ると堀底を通路として利用していたことが考えられます。

 

 

一郭は、三方を土塁に囲まれています。

 

南東側の土塁がありませんが、経年により失われてしまったのでしょうか。

 

一郭北側の虎口。

 

堀底を進みます。

 

先ほど通った二郭への土橋を堀底から。

 

最後に二郭西側の空堀をみます。



この城の歴史は詳らかではありませんが、横堀を多用し、堀切を用いない縄張に北条氏の影響を感じます。

1561年に三田氏が滅亡し、この辺りは北条氏照の管理下に入りましたので、その頃に今井城にも手が入れられたものと思います。

1953年に青梅市の史跡に指定。公園として整備されてはいないものの、よく手入れが行き届いていることから、遺構の観察も容易です。

 

小さい城跡なので30分程の滞在でしたが、満足しました。

 

 

 

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