浦上(JR九州)
浦上といって思い浮かんだのが、浦上伸介。津村秀介という作家の推理小説に出てくる探偵役です。
いろいろ事件が起きて、容疑者が絞られ、でもその容疑者には鉄壁のアリバイが…というのが定番のストーリーでした。
最後の場面で、浦上伸介が時刻表をめくってウンウンうなり、「アリバイ崩れたぞ」と叫んで大団円を迎えます。
いろいろ事件が起きて、容疑者が絞られ、でもその容疑者には鉄壁のアリバイが…というのが定番のストーリーでした。
最後の場面で、浦上伸介が時刻表をめくってウンウンうなり、「アリバイ崩れたぞ」と叫んで大団円を迎えます。
津村秀介に限らず、推理小説の中で、アリバイ崩し、時刻表トリックというのは定番でした。
それが最近はどうでしょう?
交通機関の発達で各地への到達時間が大幅に短縮され、公共交通機関は乗り換え案内で検索すれば一発で表示され、現地の情報はgoogleやyahooを見ればすぐに地図が出てきます(しかも国の防衛にも使えるほどの詳細なもの)。
監視カメラやスマホの電波を調べれば足取りも追えるし、不審者がいればSNSですぐに拡散してしまいます。
もはや、現場への不在をそこに到達できないことをもって間接的に証明するという「アリバイ」は完全にリアリティーを失いました。
もっとも、アイバイ崩しというシチュエーションそのものが当時もリアリティーを持っていたかといわれると疑問です。ある種の様式美の世界のこととして、リアリティーなどハナからなかったのかもしれません。
それが最近はどうでしょう?
交通機関の発達で各地への到達時間が大幅に短縮され、公共交通機関は乗り換え案内で検索すれば一発で表示され、現地の情報はgoogleやyahooを見ればすぐに地図が出てきます(しかも国の防衛にも使えるほどの詳細なもの)。
監視カメラやスマホの電波を調べれば足取りも追えるし、不審者がいればSNSですぐに拡散してしまいます。
もはや、現場への不在をそこに到達できないことをもって間接的に証明するという「アリバイ」は完全にリアリティーを失いました。
もっとも、アイバイ崩しというシチュエーションそのものが当時もリアリティーを持っていたかといわれると疑問です。ある種の様式美の世界のこととして、リアリティーなどハナからなかったのかもしれません。
以上、浦上駅とは全く関係ない話でした。
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