10月8日は上野6:10発のやまびこ51号で福島へ。
8:04発の米沢行に乗り換えます。
山形新幹線が頻繁に走る奥羽本線ですが、板谷峠を越える普通列車は6往復しかありません。
貴重な列車ですが、連休の初日にもかかわらず、乗客は10人ほどでした。
山形新幹線の上り線となる、アプローチ線の増設工事の現場を横目に福島駅を発車。
福島盆地を快走して8:12に庭坂に到着しました。
ここからが本格的な峠越えです。
山肌に沿ってズンズンと高度を上げ、やがて福島盆地を見下ろすようになりました。
スノーシェルターの中の板谷駅。
峠駅では2名の乗車がありました。峠の力餅を売る声がホームに響きます。
峠を越えて8:51、米沢に到着しました。
乗り換える米坂線の列車まで1時間半ほどありますので、市内周遊バスに乗車しました。
上杉神社前で下車。
米沢城は上杉氏30万石の居城。バス停を降りたところから上杉押しの圧力をビシビシと感じます。
環郭式の平城は、外堀が埋められ、本丸とその周囲の内堀のみがかつての姿をとどめています。
石垣は用いず、土塁を多用しており、本丸には天守代用となる三重櫓が2基建てられていました。
北東隅の三重櫓台です。改変が著しいですが、櫓の大きさは偲べるでしょうか?
本丸の内は上杉神社の境内になっています。
祭神は上杉謙信ですが、創建は明治時代と意外に新しい。
菱門橋からみる本丸の南側。
陽炎が立っているように見えますが、これは道路の舗装工事をやっていたためです。
堀のように見える水路がありますが、当時の縄張に該当する堀はないので、後年に掘削されたもののようです。
一旦境内に戻ります。
北側は土塁が比較的良好に残されていました。
北門は何となく枡形の雰囲気。
水堀越しの三重櫓台です。
帰りのバスが迫っていますのでバス停に戻ります。
もう少しゆっくりしたいところですが、40分しかないので、仕方ありません。
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