カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~引田城~ 【2020.12.30】

勝瑞から池谷と乗り継いで、引田で下車しました。

特急の乗車時間は20分弱。もったいないとは思いますが、ちょうど県境を越える普通列車がないので仕方ありません。

交換する下りの特急は2700系でした。裾絞りと帯色が違うだけで、印象が結構変わります。

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引田は醤油の街。街中には良いにおいが漂っています。

 

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誉田八幡宮の前を右折。

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引田港の背後の山が引田城跡です。

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登山口には看板があって迷うことはありません。

杖が置いてあったので、ありがたくお借りすることにします。

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つづら折れで斜面を登り、尾根筋に出ました。

眺望がすばらしいです。

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この先は尾根筋に沿って緩いのぼりが続きます。

このあたりに烽火台があったと書いてある本もありますが、果たして。

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この登山道を登ると、まず出会うのがこの石垣。本丸の北西隅に当たります。

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本丸へ。樹木と下草の所為で遺構の判別は難しいです。

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天守台。引田港と城下町を見るのにちょうどよいところですので、何かしらの建物があったのは間違いないとは思いますが、私たちが想像するような天守だったのでしょうか?

石垣は失われていますが、基礎に並ぶ石からその名残を感じることができます。

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本丸の南東先端部。

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ここから斜面をおりること10分ほど、化粧池です。

谷筋を仕切ってため池としたもので、城の水の手として重要な設備です。

四方を石垣で囲まれているようですが、下草が覆っていてよくわかりません。

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再び斜面を登って、引田鼻灯台

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さらに登ると東の丸です。

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北二の丸と東二の丸の間に大手門があったとされています。

石垣はありませんが、転がっている大きな石が往時への想像を掻き立てます。

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大手から北二の丸の西側斜面へ。

ここには城内最大の石垣があります。その姿は圧巻の一言。これを見るだけでもここに来る価値があるってものです。

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北二の丸の石垣は2段になっていますが、上段は崩落の危険があるようでブルーシートに覆われていました。

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この日は大寒波が襲来していて、冷たい風が非常に強く吹いていました。

雲の流れが速く、ところどころ雨雲もあるみたいで、降ったり止んだり。

早々に山を下りることにします。

 

帰りはどうしましょう?行きと同じでは面白くありません。

そこで、大手口から、当時の大手道をたどることにしました。メインの登山ルートではないようですが、一応地図に書かれていますし、問題ないでしょう。

 

と思ったら大問題でした。

通う人がいないのか、斜面全体が落ち葉で覆われていて道が判別できません。

樹々の枝にリボンがつけられていて目安にはなりますが、枝と一緒に落ちてしまったものもあるみたいで、見失うこともしばしば。

斜面が段々に整地されていますが、これは城の遺構でしょうか?この斜面には家臣団の屋敷が並んでいたといいますが・・・

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何とか山を下りましたが、風が強くて傘をさすこともままなりません。

結局駅まで濡れて帰りました。

 

 

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