南海電鉄にはいくつもの顔があります。
高野山への参詣客輸送、関空との接続、阪和間の都市間輸送、そして、四国連絡です。
稗田環濠から難波に移動し、フェリーで四国に渡ることにします。
購入したのは「好きっぷ」という企画切符。当日でも購入が可能です。
フェリーの旅客運賃と同一の2200円ながら南海電鉄線の片道乗車が可能で、かなりお得。難波から和歌山港へは実質無料で移動できることになります。
購入したサザンの指定券は、フェリーに接続する列車の1本前ですので、和歌山市駅止まり。
新型コロナの影響もあるのか、指定席車の乗車率は10%程。年末の書き入れ時にこの状況はかなり厳しいですね。
和歌山市駅に到着。乗り換えます。
15:40発の和歌山港行は2両編成。
列車は工場と倉庫の間をゆっくりと進みます。まさに臨港線という雰囲気。
和歌山港駅までの間に3つの中間駅がありましたが、2005年に廃止されました。ホームなど完全に撤去されていますので、その跡地はにわかには判別できません。
和歌山港駅に到着。
なんだかさびれた雰囲気です。
ホームは1面2線ですが、1番線は線路が錆びついており、使われている形跡がありません。
高い築堤の先は、水軒へ続いていましたが、2002年に廃止になりました。
フェリーターミナルへは長い連絡通路で結ばれています。
16:25発の7便に乗船します。
徒歩で乗船したのは30人ほどですが、乗船客全体では100人以上いたと思います。
思った以上に、車の利用が多いみたいです。
明石海峡大橋開通により影が薄くなった感のある四国連絡ですが、一定の需要を保っているようです。
ほぼ定刻に徳島港到着。
南海フェリーというと小松島発着のイメージが強かったのですが、1999年に変更になった由。
ターミナルの前のバス停でバスに乗り換え。待ち時間は10分くらい。
この日は徳島市内に宿泊しました。
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