カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

象潟に寄り道して、羽越本線を南下する。

8月10日の話、つづきです。

 

羽後本荘駅に戻ってきた後のことはほぼノープランでした。

最終の「いなほ」に乗ればよいので、4時間ほど猶予があります。もちろん、早い特急に乗って帰ってもOK。

松山城、鶴ヶ岡城、村上城新発田城など城跡に寄るのが第一候補ですが、炎天下の中を歩き回るのはキツいです。

山居倉庫、致道博物館などベタな観光地に行くことも考えましたが、駅から結構離れていますし、今からアクセスを調べるのもおっくうです。

 

 

というわけで、象潟駅に降り立ちました。13:19着です。

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象潟といえば、「奥の細道」。学校でも習う古典の傑作ですが、残念ながら私には素養がありません。

それならなぜ象潟に降りたんだ、と言われてしまいそうですが、ま、それはそれとして、まずは駅の地図で見つけた塩越城跡なるところに行ってみることにしました。

 

住宅街の中を抜けて10分ほど。看板を見つけました。

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背後の高台が本丸跡のようです。現在は畑になっていて、周囲には土塁も残っているとのことですが、登ることができる道が見つかりません。ちょっとだけでも見たいと思ったのですが…

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国道に出て北へ。奥の細道」をアピールする看板を尻目に歩くこと15分ほど。「ねむの丘」というドライブスルーが目的地です。

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まずは最上階の展望台に登ります。

 

1804年の地震で地面が隆起したため、松尾芭蕉が見た「東の松島 西の象潟」と並び称されるほどの名勝を今は見ることができません。

潟湖の跡は水田になりましたが、点在していた小島は今も残っているため、往時をしのぶことはできます。

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ここには、公衆浴場が併設されています。そしてお風呂に入ることがここに来た目的。

30分ほどゆっくりと湯船につかり、休憩所で一息入れたら少し元気になってきました。

 

 

というわけで、駅に戻る途中、蚶満寺に寄り道。松尾芭蕉も訪れたという名刹は、観光客の姿もなくとても静かでした。

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境内から、水田の中に点在する島々を見ます。

 

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象潟駅に戻って、16:29発の列車で酒田へ。

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17:22発の新津行に乗り換えます。

村上のデットセクションがあるため、この辺りの普通列車は架線下DCの宝庫です。待っていたのは新鋭GV-E400系でした。

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鶴岡で下車しました。なぜ鶴岡まで来たかというと、酒田から乗るより特急料金が少し安いから。ここで夕食を調達する予定でしたが、駅前にNewDays以外お店が見当たりません。これは誤算でした。

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8:23発のいなほ14号に乗車します。

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日本海沿いを進む列車を夕焼けが包みます。

実は、府屋で夕日を眺めるというのも選択肢のひとつにありましが、府屋で3時間もなにすればいいねん、ということで却下したという経緯があります。

でも、こんなきれいな夕焼けが望めるのであれば、それでもよかったかもしれません。

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一人旅は、「寂しさも楽しむもの」ですから。

 

 

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