2016年の台風により、今も不通になっている根室本線の東鹿越~新得間。
代行バスが運転されているため一応往来はできるようですが、線路は手入れがされないまま自然に還ろうとしています。
もともと、採算が厳しい線区として挙げられていたこともあり、このまま廃止になる可能性も高そうです。
特急がなく、観光ルートからも外れる富良野~新得間は未乗車のまま残ってしまいがち。
私の場合、2009年8月8日に重い腰を上げた次第。しかも乗車したのはこの1回だけです。
この日は、羽田から新千歳へ飛んで、そのまま滝川駅まで来たようです。
富良野で小休止。
布部駅。たしか『北の国から』でよく出てきましたよね。
幾寅駅で途中下車しました。
幾寅駅は高倉健主演の『鉄道員』のロケに使われた駅です。
映画の中では幌舞駅という名前でした。幌舞駅は終着駅という設定でしたので、日中、列車の来ない時間帯は、線路の上に車止めのセットを置いて撮影したとか。
駅前には、ロケに使われたセットが保存されていて、独特の雰囲気です。
この時点で公開から10年近くたっていましたが、それでもポツポツと観光客が来ていたようです。
この時はなぜか、上り列車に乗って東鹿越駅まで戻っています。
おそらく、次の下り列車が来るまでの時間つなぎだったのでしょう。
渋い駅舎が旅情をそそります。現在は代行バスの乗り継ぎ駅となっているはずですが、この雰囲気は保たれているでしょうか?
下り列車で新得へ。さらに乗り継いで、この日は帯広に宿泊しました。
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