カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~首里城~ 【2020.02.08】

昨年の10月31日の火災はショックでした。
夜空を照らす巨大な炎と見守ることしかできない人びとの映像が目に焼き付いています。
鎮火後の現場検証も終わり、再建への機運が高まってきた首里城に行ってみましょう

 

前回は首里駅で下車しましたが、今回は儀保駅から歩いていきます。
地図上で見る限り、どちらから行っても同じような距離です。
ただ、途中にかなりきつい坂があったので、どっちが楽かはなんとも言えません。

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守礼門まで歩いてきました。
明らかに、前回来た時よりも観光客の姿が少ないように感じます。
シーズンオフだからかもしれませんが。

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歓会門。

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瑞泉門から漏刻門へ進みます。

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目の前に、焼けて屋根が落ち、炭化して真っ黒になった柱が痛々しい北殿が現れました。

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奉神門は北側が焼けて損傷が激しいです。

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建物の間から御庭を覗いたところです。
足場が組まれ、少しずつ片付けが進んでいるようです。

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京の内物見台からは城の南側がひらけています。

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西のアザナ。那覇の市街地が一望でき、夜景スポットとしても有名です。

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歓会門の方まで戻り、久慶門の前を通って、北城郭と呼ばれるエリアへ。
ここは、前回来たときは工事中で入れなかったと思います。

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このエリアにはガマの遺構があります。
このガマは、浦添ようどれとの類似性が指摘されているほか、女官たちの休息の場として利用されたという伝承もあるらしいです。王墓と休憩所ではあまりにもかけ離れていますが、自分にはどちらがより信ぴょう性があるのかよくわかりません。
また、ここに植えられている植物は当時の植生を再現したものだそうです。

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階段を登って東のアザナの外周部へ。
主郭の石垣が立派です。この上は東のアザナという城内最高所のビュースポットらしいのですが、現在立ち入ることはできません。

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去年復元されたばかりの美福門。
新たに積まれた石垣が白すぎるようです。が、石灰岩を積んでいるのですから白いのは当たり前ですよね。年月が経てばくすんで馴染んでくるものと思います。

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継世門から城外へ。

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城郭に限らず、遺跡の復元というのは少なからず遺構の破壊を伴いますので、積極的に賛成できないというのが私の基本的なスタンスです。
しかし、首里城は別。早急に再建すべきだと思います。
首里城沖縄戦で徹底的に破壊されてしまったことに加え、琉球王国の繁栄、薩摩藩の侵攻と琉球処分沖縄戦アメリカによる統治、日本復帰と安保・基地問題など、沖縄の正負すべてを背負った、魂の象徴のようなものになっています。
遺跡云々という次元の話を超えた存在になっている首里城に対して、「仕方ないから、そのまま」とは私には言えません。

 

早急な復活を祈念いたします。

 

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まだ時間がありますので、金城町石畳道へ行ってみましょう。
ここは、どんなガイドブックにも掲載されている有名観光地ですので、道の両側におしゃれカフェが建ち、カップルがアイスなんかを食べながらキャッキャウフフしているようなところと想像していたのですが、全く違いました。

 

道の両側は普通の住宅街。
しかも急斜面を直登するようなルートなのでとても急で、敷かれている石は平べったいわけではないので、歩きにくいです。
キャッキャしていたら間違いなく転びます。そして転がり落ちていきます。

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下までたどり着きました。
何があるわけではないので、元来た道を戻ります。

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再び坂を登って、崎山公園へ。継世門から歩いて5分ほどのところです。
公園の最高所、雨乞嶽からは那覇市街が一望でき、夜景スポットとしても有名です。

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日の入りまで1時間ほど。ここで時間をつぶして夜景をみるつもりでしたが…
風がとても強く体温が奪われていきます。おまけに雲が湧いてきて、小雨もぱらつき始めました。
ここで1時間過ごせる自信がありません。失われていく忍耐力と「帰ろうよ」という心の声に負けて、撤退とあいなりました。

 

旧日本軍にいわせれば、「転進」ということになるのかもしれませんが。。。

 

 

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