亘理伊達家当主、伊達邦成が入植したことにちなんで名づけられた伊達市。
今年は、その伊達邦成が明治政府からこの地を任されてから150年という節目だそうです。
とはいっても、この地には元々アイヌが住んでいたわけで、内地からの入植者は部外者の新参者にすぎません。
文字を持たなかったアイヌは、記録が少なく、その歴史は謎に包まれている部分が多いですが、
彼らが北海道や樺太において長い歴史と独自の文化を持っていることは紛れもない事実です。
そして、私たち「和人」がそれらを蔑視し、差別し、搾取してきたことも事実。
北海道の地名はアイヌ語に由来するものと、内地の諸々に由来するものがありますが、
その混ざり具合はそのまま、「和人」と「アイヌ」の歴史を証明しているような気がして、複雑な気持ちになります。
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