カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~平戸城~ 【2019.4.29】

たびら平戸口駅に9:40に到着しました。
駅構内は国鉄時代の雰囲気を色濃く残しています。

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沖縄のゆいレール開業によりその座を奪われてしまいましたが、かつては日本最西端の駅でした。

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いつの間にか雲が厚さを増し、土砂降りになってしまいました。
雨の中を10分ほど歩いて平戸口桟橋のバス停へ。途中の道には歩道がないので少々おっかなかったです。
余談ですが、駅前に入ってくるバスもありますが、本数が少ないみたいです。一方、平戸口桟橋には平戸島に入るバスのほとんどが経由しますので、本数が多くて便利。平均すると1時間に2本程度は確保されています。

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10:00発のバスで10分ほど、猶興館高校入口で下車しました。

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亀岡神社の前を過ぎて、城山のすそ野を進むと、虎口が見えてきました。方啓門です。
桝形を二重にしたような凝った導入路です。

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門の跡を通ると二の丸。非常に大きな曲輪です。
一番奥に鎮座するのは亀岡神社の社殿です。

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と、ここでミスをしたことに気づきました。
看板を見ると、亀岡神社の参道に大手口の遺構があるではないですか。
バスを降りたあと、通り過ぎてしまった鳥居をくぐるのが正解。悔しいので少し引き返して、二ノ大手門の桝形を撮影。

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城内唯一の三重櫓で城のシンボルになっていた乾櫓は工事中でした。
明治維新の廃城令により解体されたものを、1962年に鉄筋コンクリート造で復興したものです。

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廃城令の中何とか解体を免れた北虎口門と狸櫓。後年の改変が著しいものの、貴重な現存建築物です。
が、工事中。足場に囲まれていて、その姿を見ることはできません。

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北虎口門の前に券売所があって、ここから先が有料エリアになります。
門の前は非常に狭く、本丸に続く石段も狭いです。
平戸城は山鹿流の縄張が特徴のひとつですが、曲輪内は広く、虎口周辺は狭く、というのがセオリーなのでしょうか?

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本丸に上がってきました。
目の前には模擬天守。下見板張で一重目の立ち上がりが高いヘンな天守です。

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それもそのはず。もともと本丸には天守がなく、この模擬天守も二重櫓台の上に強引に建てられたものです。
その証拠に、櫓台からはみ出してしまっています。

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でも、最上階からの眺めは素晴らしい。晴れていればもっとよかったのですが。
湾を挟んで広がる平戸の街並み。霞の向こうに見える平戸大橋
足元に見えるのは、1962年復興の見奏櫓と懐柔櫓です。

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見奏櫓から見る天守です。

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本丸をでて、北虎口門から城外へ。

雨が強くなる中、平戸港沿いに幸橋。

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松浦資料博物館。
江戸時代初期、平戸城が築城される前はここが藩庁でした。
築城後も別邸として使われていたみたいです。
山裾に高石垣を築いた堅牢なつくり。虎口は桝形になっています。

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オランダ塀。石を積み、漆喰で塗り固められた造詣が独特です。

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オランダ商館跡。建物は、2011年に復元されたものです。

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平戸港を挟んで見上げる平戸城
ここからみると、あの面妖な模擬天守がカッコよく見えます。一重目の下見板張が石垣のようにも見え、白壁の部分が均整の取れた三重櫓に見えます。

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それにしても雨が強くなるばかり。
このほかにも興味のある所はあったのですが、雨に負けて平戸桟橋の待合室に逃げ込みました。
ちょうど目の前に13:10発のバスが来たので、乗ってしまいました。本当は14:40の予定だったのですが。。。



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