カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~小松城~ 【2016.9.11】

小松城は梯川の流れを引き込んだ広い水堀をもつ平城です。低湿地帯にある微高地や砂州をうまく利用して曲輪が作られていました。
しかし、現在、水堀はすべて埋められ、梯川には巨大な堤防が作られましたので、当時の雰囲気を感じることはとても難しくなってしまっています。
岩槻城忍城、館林城などもそうですが、こういう城って、遺構が残りにくいですよね。
単純な話、堀を埋めれば平地になるっていうことで開発しやすいってことなのだろうと思いますが。

その中で、小松城最大の遺構は天守台台の石垣です。
現在は県立小松高校の敷地内にあり、駅から歩いて20分ほどです。

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算木積がみごとな、ほぼ直立する石垣。
このあたりは微高地で地盤もよかったため、このような石垣の構築が可能になったとのこと。

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かつては、登れたようですが、現在は立ち入り禁止になっています。

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櫓台の西側には石垣が残ります。
上部がかなり崩れてしまっていますが、ここが唯一の堀に面していた石垣の遺構とのことです。

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また、城の東側、北陸本線が梯川を渡るあたりにある来生寺の門は鰻橋御門が移築されたもの。
建築物の遺構としてとても貴重です。

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三の丸の跡地に作られた芦城公園にも寄ってみました。
敷地内にある小松市立博物館には城の復元模型などがあるほか二階御亭の入口扉もここに保存されています。
園内は日本庭園のような趣になっていて、北西の隅にはうずまき山と名付けられた築山があります。土塁の遺構かと思いましたが、縄張と照合すると位置がおかしいので関係ないようです。

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