新しいシーズンの到来を告げる「ちばぎんカップ」。
第28回となる伝統あるプレシーズンマッチは、フクアリが工事で使用できないため2年連続の日立台開催となりました。
昨年の後半戦の好調ぶりとシーズンオフの補強が順調だったことから、例年以上に期待値の高い今年のジェフ。
J1のチームを相手にする「ちばぎんカップ」は良い力試しになりそう・・・
と思ったら、メンバーが思った以上に不思議な感じでした。
試合経験を積ませたい選手と、試合勘とコンディションを高めたい選手を優先して選んだ印象。小林監督は、テストマッチのひとつとして割り切っていたのかもしれません。
スタート時は4-3-3だと思います。
CBにメンデスと久保庭、SBは右に高橋、左に日高。
アンカーに田口がいて、その前に風間と横山。
前は、CFWに小森、右に田中、左に高木。
去年は2ボランチがデフォルトだったと思うので、少し変えてきたことになります。
立ち上がりは一進一退でした。
昨年と同様素早く寄せてボールを奪い散らしていきます。ピッチ内に選手がバランスよく散ることで、ボールが早く、広く動くという去年の特長は継続されているようです。
一方で、競り合いで当たり負けするシーンや、単独で仕掛けられると下がってしまって奪いきれないなど、個を前面に出してこられると難しいと思うことがしばしば。この辺りはカテゴリーの違いが現れたシーンだと思います。
後半、選手交代により4-4-2になったでしょうか。
エドゥアルドと小林祐介がボランチ、2トップに横山と呉屋という感じです。
試合は前半に小森が先制ゴールを挙げ、後半にドゥドゥが追加点。相手の反撃を1点に抑えて勝ち切りました。
テストマッチと割り切って手の内を隠したままという感じの戦い方でしたが、結果を残したことは評価したいです。
また、久保庭やメンデスといった去年出場機会が少なかった選手にめどが立ったこと、藤田や横山といった新加入選手が着実にフィットしてきていることが分かったのも収穫でしょう。
ただ、1ボランチだと田口に依存し過ぎてしまうのが少し心配です。スペースを埋め、ボールを刈り、ボールを散らし、バランスを取る、このすべてを田口がやっていましたので、いなくなったときに反動が大きすぎます。失点も田口が下がった後でしたし。
もっとも、開幕戦はメンバーが大きく変わるでしょうし、1ボランチを継続するかどうかもわかりません。
ふたを開けてみるまでは何とも・・・ということで来週の開幕戦に期待したいと思います。
去年のサッカーがとても面白かったので、例年以上にワクワクしている自分がいます。
来週の開幕が待ち遠しい。そして、秋には歓喜の瞬間を味わいたいと思います。
2024.2.18 第28回ちばぎんカップ
ジェフユナイテッド千葉 2-1 柏レイソル (日立台)
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