札幌に宿泊して翌9月20日、小樽に向かいます。
夕張にでも行こうかな、と思っていたのですが、前日、小樽までの切符を購入済だったため、仕方ありません。
(本当は「ウポポイ」に行きたかったのですが、気づいた時には整理券がなかったです)
少し早めにホテルを出たら予定より早い電車に乗れました。
小樽駅に到着。
北海道中央バスのターミナルに行ったら、これもまた予定より1本早いバスを捕まえることができました。
忍路というバス停で下車しました。
映画に出てきそうな美しい細い道を抜けると最初の目的地、国指定史跡「忍路環状列石」です。
いわゆるストーン・サークルの一種で、最近はパワースポットとして売り出そうという動きもあるみたいですが、観光地感は全くありません。
ちょっと見るだけだと、単に意思を転がしてあるだけのように見えますが、
長細い石をワザと立てていたり、小ぶりの石も並べ方に規則性が感じられます。
看板によれば、日常空間とは離れた儀式の場、とのことですが・・・さて。
次の目的地は、「地鎮山環状列石」。歩いて5分ほどで到着。
さらに細い道を5分ほど登って山の上、尾根筋にありました。
忍路よりは小ぶりで石の数は少なめです。
発掘調査の結果、サークルの中央に墓穴が見つかったとのことです。ということは墓なのでしょうか?
石の形や並べ方は忍路より独特な感じがします。
次の目的地へは、フルーツ街道を行くのがよさそうです。少々遠回りですが、一本道で分かりやすい。林間を縫うように伸びる道は環境も素晴らしい。
ですが、歩道がないのが大きな問題でした。北海道の車はとばすのでおっかないです。
迂回できそうな道を検索して、逸れることにしました。
が、迂回できそうと目星をつけていた道がよくわかりません。
首をひねりながら歩いて、結局蘭島駅まで出る羽目に。
これなら最初から蘭島駅経由の方が近くて楽でした。
一旦海岸に出ました。
改めて目星をつけた道を登ります。
すると、個人の農園のようなところに出てしまいました。方向は合っているはずなのですが。。。
ようやく見つけました。「西崎山環状列石」
すぐそばで草刈りをしていた人に話しかけられました。
「蘭島駅の方からくるとわかりにくい。たまに歩いてくる人がいるけど皆迷っている」
「フルーツ街道からだと看板が出ていてわかりやすいのだけど」
「柵があっては入れないが、こんなものがなかった時には子供の遊び場だった」
典型的な失敗例にはまってしまったみたいですね。
駐車場があってその先の階段を登ります。
ようやくたどり着いた環状列石は非常に規模が大きい。忍路に匹敵する規模ではないでしょうか?
何となく楕円になっているのは、敷地の問題か、別の意味があるのか・・・私にはわかりません。
山を登ってきただけあって、眺望がすばらしいです。
この地に石を運び並べた人たちも、作業の合間にこの風景を眺めたのでしょうか。
↓よろしければクリックをお願いします。ささやかな励みになりますので。